AEOに関する詳細なデータは ナレッジハブ に記載しています。あわせてご参照ください。

AI(LLM、検索エンジンAI、ChatGPT検索、Perplexityなど)は、構造化されたデータ・情報の網羅性・クローラビリティを重視します。企業サイトがAIに「参照されやすい」「引用されやすい」状態になることを、AEO(Answer Engine Optimization)と呼びます。本稿では、AI-Readyな企業サイトの設計ポイントと、当サイト(www.tkbase.co.jp)で実装している具体例を紹介します。

押さえたいポイント

1. 構造化データ(JSON-LD)

Organization、WebSite、Article、Service、Person、BreadcrumbList などの Schema.org データを埋め込むことで、AIがコンテンツの文脈を理解しやすくなります。法人番号や創業者情報、ロゴURLなど、検証可能な事実を構造化すると引用精度が上がります。

2. メタ情報

各ページで title、meta description、og:title、og:description、og:image、canonical を適切に設定します。ページごとにユニークな説明文にすることで、検索結果やAI回答での表示品質が向上します。

3. クローラビリティ

sitemap.xml、robots.txt、正しい canonical URL により、クローラーがサイトを正確に巡回できます。ドメイン設定の誤り(例:本番が www.tkbase.co.jp なのに tkbase.jp を参照)は、インデックスやAIの参照を妨げます。

4. 国際SEO(hreflang)

日本語・英語など複数言語を提供する場合、hreflang で ja / en / x-default を正しく指定します。AIが言語ごとのコンテンツを適切に選択できるようになります。

5. llms.txt

AIクローラー向けの簡潔なサイト概要を /llms.txt に配置します。会社概要、サービス一覧、連絡先などをプレーンテキストで提供し、AIが素早くサイトの全体像を把握できるようにします。

6. セキュリティヘッダー

X-Frame-Options、Strict-Transport-Security、Content-Security-Policy などにより、信頼性のシグナルを強化します。HTTPSの強制やクリックジャッキング対策は、技術的な健全性の指標としても機能します。

7. HTMLファースト

ビルド時にHTMLを静的に出力する構成(Astro など)により、初回レスポンスでコンテンツがDOMに含まれます。クライアント側JavaScriptでの動的レンダリングに頼らない設計が、AIクローラーにとって有利です。

当サイトで実装している例

当サイト(www.tkbase.co.jp)では、上記のポイントを実際に実装しています。SEO・AEO監査に基づき、以下の対応を行っています。

項目実装内容
ドメイン・canonicalastro.config の site を www.tkbase.co.jp に統一。canonical、sitemap、OG、Schema のURLをすべて正しいドメインで出力
robots.txtSitemap に正しいドメインの sitemap-index.xml を指定
hreflang全ページで ja / en / x-default を出力。英語版が無いページは /en にフォールバック
メタ description各ページ(サービス、チーム、会社、ブログ、お問い合わせ)でユニークな説明文を設定
OG / Twitterog:image、og:image:width/height、twitter:image を設定
Organization schemalogo、founder、identifier(法人番号を PropertyValue で指定)を追加
Person schemaチームページで ItemList + Person を出力。各メンバーの name、jobTitle、description、worksFor を構造化
BreadcrumbListブログ記事・サービス詳細ページでパンくずリストの構造化データを出力
Service schemaサービス詳細に serviceType、provider(Organization)を追加
セキュリティヘッダー_headers で X-Frame-Options、HSTS、CSP、Permissions-Policy を設定(Cloudflare Pages)
llms.txt会社概要、サービス一覧、連絡先を /llms.txt に配置
ナビゲーションアイコン+テキストラベルを併用し、アクセシビリティとAEOを両立

これらの実装は、claude-seoのSEO・AEO監査レポート(FULL-AUDIT-REPORT、ACTION-PLAN)に基づいて実施しています。監査で指摘された Critical / High 項目を優先的に対応し、構造化データやメタ情報の品質を向上させています。

まとめ

AI-Readyな企業サイトは、従来のSEOに加えて、構造化データ、メタ情報の充実、クローラビリティ、llms.txt、セキュリティヘッダーなど、複合的な対策が必要です。当サイトでは、監査に基づく実装を通じて、AI OverviewsやChatGPT検索などへの露出を高める取り組みを進めています。自社サイトのAI対応を検討される際の参考になれば幸いです。